機能不全家庭で育ったことにより共通して持つようになったと思われる特徴
機能不全家庭で育ったわたしたちは、次のような特徴を持っているようです。これらは、わたしたちに共通して持っていると思われる特徴であって、非難ではありません。わたしたちは、こうした特徴をもっていることを認めることから始めます。
- 孤立するようになり、他者(特に権威者)を恐れるようになった。
- 承認を求めようとするようになり、そうしているうちに自分を見失しなった。
- 怒りや、批判におびえる。
- アディクションを持つようになったり、アディクションを持つ人のパートナーになったり(両方の場合もある)、強迫的な問題を持つ人間を見つけて、自分の病んだ自暴自棄の欲求を満たそうとする。
- 人生を「犠牲者」または「救助者」の目で見て生き、人を愛したり友達になったりするときにも、相手のそういう弱さに惹きつけられる。
- 過剰な責任感を持っていて、自分のことよりも他者の心配の方が先に立つ。そうすることで、自分の欠点や自分自身に対する責任をよく見ないですむ。
- 人のいいなりにならずに自分の意見を述べると、罪悪感を感じる。
- かり立てるものを常に求めている。
- 愛を哀れみと取り違え、自分が「哀れみ」「救える」人を愛する傾向がある。
- トラウマ(心的外傷)を負わせるものだった子供時代から感情を抑え込んできて感じることや自分の感情を表現することが出来ない。
- 自分のことを手厳しく裁き、自己評価が非常に低い。その反動で、人より優れている人間であるように見せようとすることがある。
- 依存的な性格であり、見捨てられることを恐れる。見捨てられる痛みを経験しないですむように、人との関係を続けて行くためにはどんなことでもしようとする。
このような人との関係の持ち方が身についている。 - 自らの意図で行動するより反応する傾向がある。
これは特徴を述べたものであって、非難ではない。
(Newcomer’s Packet, 1st ed., Adult Children of Alcoholics, San Diegoから引用)